中古物件は新築で購入するよりも値段が安いので、購入する人が増えていますが、物件の多くは築年数が8年以上経過したもので占めており傷みが進んでいます。
そのため、リフォームを施さないといけないのですが、中でも一番傷みが激しいのが外壁と屋根部分です。人の心情として売る家っを隅から隅まで補修工事をする人はいませんから、どうしても傷みは残ってしまいます。
人が住んでいない時期が長い家の場合は特に、空気の流れが滞るので傷んでいることが多いです。もちろん不動産会社がリフォームをして、キレイにする家もありますが、年数が経過すると家は傷んできます。
リフォームした家でも外壁塗装は必要になってくる
ここで問題なのは、中古物件を購入した人の多くがリフォームされた物件ということで、外壁塗装を真剣に考えていない点です。
家はずっと紫外線と雨風にさらされていますから、予想よりも傷みが進んでいる可能性もあります。買った当時はリフォームでキレイに見えても確実に家は傷んできています。こだわった外壁塗装はしていないはずです。それが出てくるのです。
ただ一度リフォームしている家は直しが少ないのは事実です。ヒビの補修が軽度なら数十万の塗装工事で終わるレベルです。
一番傷んでいる屋根塗装工事の必要性
外壁はすぐに目で確認できるので、傷み具合もわかりやすいですが、屋根は違います。
劣化が進むと雨漏りにつながるので、葺き替えリフォームが必要になります。
- 5~10年は屋根塗装
- 20~30年は葺き替えリフォームが必要
屋根塗装は40万円~80万円前後。葺き替えは100万円以上の費用がかかります。
中古物件を購入すると外壁塗装や、葺き替えリフォームを施すのでお金がかかりますが、塗装工事をしても新築物件価格よりも安くなるのが普通です。
しかもこれからは、少子化の影響で戸建ての空きが増えてくるので、良物件の価格自体も下がってくることが予想できます。決して高い買い物にはならないのが、これからの中古物件の流れなのは間違いありません。中古物件のリフォームではどうしても内装だけを見てしまいがちになりますが、まず先に水回りと、外壁、屋根の状態を見るようにしてください。
そして、外壁塗装、屋根塗装工事が必要になったら、見積りを数社取得し、信頼できる業者を見つけることです。