外壁塗装の工事方法には湿式工法と乾式工法があります。
この違いはどのようなものなのでしょうか?
このページではその違いについて説明します。
湿式工法について
湿式工法は水とモルタル等を混ぜた材料で壁を作り上げる工法で、漆喰(しっくい)や、モルタルはもちろんですが、タイルや、天然石、人工石を用いた工法も湿式工法に入ります。
職人の技術を必要とし、固まるまでの時間もかかるため、工期が長くなります。これによって全体的なコストが高くなる傾向があります。
乾式工法について
乾式工法は外壁ボードを用いた工法で、一般的にはサイディングとして名が通っています。
湿式のような練った材料を使わないので、一定の技術があれば施工が可能で、職人的な技術は湿式工法に比べるとそれほど必要としていません。
湿式工法(モルタル塗り壁)は最近の傾向では都市部で多く、乾式工法は郊外の家に多く用いられている傾向があります。これは乾式工法はコストを安くできるのでお客側でどうしても選ぶ人が多くなるからです。
家の工事をすると大きなお金が必要になります。そうなるとイニシャルコストの安い乾式工法のサイディングが多くなるのもうなずけます。
都市部ではおしゃれな外壁を用いる必要性から、シンプルなサイディングは使われない傾向があります。
湿式工法のデメリットの一つ、ヘアークラックも最近の技術向上によってヒビが出にくくなっているのもあるでしょう。(全く出ないわけではありません)
表にまとめると、このようになります。
外壁塗装の業者はサイディング工事もしているの?
これは、しています。乾式工法のサイディングも、湿式工法のモルタル塗り壁も関係なく工事は行われています。
実は、依然の私は外壁塗装の業者がサイディング工事をしていると思っていませんでした。モルタル塗り替えが専門で、サイディングなどの工事は引き受けていないと勝手に思ってしまったんですね。
「塗装」と言う言葉で頭が固くなっていたのですね。考えてみれば外壁塗装工業者でありながら、屋根の塗装工事もするのですから、工事内容が多岐にわたっても何も不思議ではありません。
もちろんその塗装業者によってモルタル壁を薦めてきたり、サイディングを薦める業者があります。これは、自分の抱える職人と工期とコストを見て提案している場合がほとんどです。
業者が抱える職人の質とコストが中心になってはいけない
塗り壁が得意な業者とサイディングが得意な業者に分かれるのは仕方がないのですが、お客の希望を汲み取らない業者がいます。こうなると少しでも希望にそぐわないと、私たちお客は面白くありませんよね?高いお金を出して 塗装工事をしているのですから。
比較的簡単なサイディングで工期を短くし、工事を数多くこなそうとする業者に工事をしてほしくありません。このような業者を避けるには両方の施工ができるか確認する事が必要です。
もちろん見積もり内容がしっかりと記載されているなど従来の確認も重要です。
この見積もり取得や、業者選定を複数社に一括依頼することができるサービスがあります。
それが下記の外壁塗装一括見積りサービスです。工事内容の相談も無料できるので、活用すると失敗しない外壁塗装ができますよ。