最初にあなたが外壁塗装で見なくてはいけないのが
業者からもらう見積りです。
この見積りの内容で分からないことがあれば、必ず確認する必要があります。
外壁工事の言葉なんて良くわからないからと、避けていると工事費をぼったくられても発見することができません。
目次
外壁塗装の見積書チェック3つの注意点
ここでは見積にはどのようなことが書かれているのか。どこを注意して見る必要があるのかを記載していきますので、ぜひ参考にしてください。
1 塗装工事以外の費用の記載があるか注意する
塗装工事以外の費用は大まかに分けて次の5種類あります。
- 足場代
- 養生費
- マスキング費用(ビニールを止める紙テープ)
- シーリング工事
- 高圧洗浄費
足場は外壁塗装、屋根塗装の作業を綺麗にするために絶対に必要なもの。そして養生は周りの家にホコリや塗料が飛び散らないため、職人さんが屋根や2階部分からの落下防止のためにも必要です。
マスキングは窓や換気口など塗料を塗らない場所をビニールで覆うのに使います。シーリングはサイディングなど材料を繋ぎ止めるために必要です。
高圧洗浄はカビやサビ、こびりついた汚れなどを圧をかけた水で洗い流す作業です。この5つの費用が記載されていない場合、追加費用として取られてしまう可能性があります。
綺麗に仕上げるために必要で、しないと保持年数が短くなると言われたら、困りますよね。
そうやって困らせてお金を後で多くもらうのが悪徳業者の手口なのです。
2 塗料の種類と塗りの回数を確認する
塗料の種類は絶対に確認してください。どんな塗料を使うのか明記していないと安いのか高いのか、塗ってから何年持つ塗料なのか判断できないからです。
中には自社で開発している塗料を使用する業者もいます。これは本当に注意が必要です。とても良い塗料かもしれませんし、プロが使う一般的な塗料よりも性能が低いかもしれないからです。
壁を塗る回数は下塗り、中塗り、上塗りの3回が基本です。外壁塗装工事一式と大まかに書かれていないかよく見ましょう。必ず、下塗り、中塗り、上塗り3回と明記していなければいけません。ここで面倒な顔をする業者は切り捨てるくらいでちょうどよいでしょう。
3 塗らなければいけない箇所の記載がすべて書かれているか?
見積りは金額の他に、あなたの家の外壁、屋根の塗るべき場所が書かれていなくてはなりません。極端な話、書かれていない場所は塗る必要がないからです。
忘れがちになるのが樋(とい)、雨戸、戸袋、軒、破風、水切り、庇、2階バルコニーの床は、外壁と同じレベルの塗料で塗るのか確認が必要です。
外壁が15年持つ塗料を使っていても、樋は3年程度しか持たない塗料で塗装していると、塗装剥がれや汚れが目立ち、せっかくの塗装工事が台無しになるからです。
どこを塗るのか?どこを塗らないのかをしっかりと明記してもらいましょう。
外壁塗装のトラブルは、塗装前に聞いていなかった追加工事の提案が出る場合に起こります。
見積り内容を把握し、疑問点をなくすることで、トラブルは回避することができるのです。