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外壁塗装をするサインや状況ってあるの?
はい、あります。
毎日自分の家に住み続けていると、外壁や屋根を傷めているのに気が付きにくいのです。天気の良い休みの日に一度時間を取って家の壁と屋根をしっかりと確認してみてください。
思った以上に壁が傷んでいることが分かるはずです。特に家を建ててから10年経過しているのであれば、絶対に確認した方が良いです。
経過年数は下記の記事を参考にしてください。
それでは、外壁塗装をするサインにはどのようなものがあるか説明しますね。
判断するサインは6種類です。
1 チョーキング(壁面についた白い粉)
これは、外壁の白い粉が出るようになったけど大丈夫なの?でも書きましたが、日光の紫外線や雨風によって劣化した壁面の防水機能が不足し塗装がボロボロになって白く浮き上がってしまう状態を言います。
触ると手に粉がついて真っ白になるので、すぐにわかります。よく「どこの家の壁を触っても白くなる。」と話される方がいますが、塗装がきちんと壁面に接着している状態であれば、白くなることはありません。
2 ひび割れ
ひび割れは外壁塗装のサインとして一番わかり易い状態です。目で見て分かるヒビが入っていますので。画像のような大きなヒビは外壁補修工事が必要なのはわかりますよね。
右上に毛髪のようなヒビが入っています。これをヘアークラックと呼ぶのですが、これも外壁塗装が剥がれ落ちる初期症状と言われています。
気温の寒暖の差や雨風から常にストレスを受け、ヒビがどんどん大きくなり、水が侵食するので壁の内側からカビたり、腐る原因となっています。
3 塗装が剥がれ落ちる
壁面の塗装がしっかりと密着していないために塗装が剥がれ落ちて、そこに雨水が入り込みます。それが続くことでさらに塗装が剥がれ、範囲が広くなってしまうのです。
これが出る原因のには、ケレンがけをきちんとしない。下地調整を徹底されていないなど外壁塗装の基本作業を怠ると発生しやすいです。
画像では塗装が広範囲で剥がれてしまい、塗装面にサビが発生している様子になります。
4 壁の汚れ
画像を見てわかるとおり、壁の色が汚れてしまい色が変わっているのがわかります。雨のあと濡れて色が変わっているのではありません。晴れた日に写した画像を使っています。
このようにハッキリと汚れがわかる状態は、外壁塗装の防水性が発揮されていない証拠です。この状態が続くとサビが発生し、雨水が壁に滲みていき腐食の原因になります。
5 鉄製部分のサビ
鉄製部分に雨水の影響でサビが発生しています。家でも車でもサビが表面に見えるととても貧相な印象を受けてしまいます。実はサビは茶色くなって終わりではありません。
金属の酸化はどんどん進み続け、丈夫なはずの鉄がボロボロになってしまいます。ボロボロになると本来の強度を発揮できず、破損、倒壊につながるので、早めの補修工事が必要です。
6 カビ・苔(こけ)が発生する
カビは自然界のどこにでも存在し、日陰で湿気を含んでいる場所ではすぐに発生します。防水性が落ちた壁にはカビを防ぐ力がないので、白や緑のカビが付着してしまうのです。
付着したカビや苔(こけ)は、外壁の耐久性をさらに落とし徐々に侵食していきます。
これが屋根の場合は、雨漏りの原因になるので素人考えで判断しない方が良いでしょう。
このように、6種類のうちどれかが発生していた場合は、外壁塗装を考えた方が良いです。
まだ大丈夫だろうと先延ばしにしていると、想像していた以上に腐食が進み、家の耐用年数が下がってしまうからです。